経済に対する投資である

日本銀行が昨年の11月に金融緩和を断行してから久しい。
そのおかげというべきか、日経平均の株価は上向きはじめ、
製造業をはじめとして景気も良くなっているという噂が後を絶たなくなっている。
金融緩和と一口に言っても実際の政策は様々あって、
現在重点的に行っているのは資金供給という、市場に出回る貨幣を増やす政策だ。
これは国債(借金)発行というリスクも伴っているため、
これまで緊縮財政を敷いてきた日本銀行は乗り気ではなかったのだが、
さすがにこれだけ景気が下向いてくると貨幣を増やさざるを得なかったのだろう。
もちろん、これで国の借金が増えて将来の負担になるという声は後を絶たないが、
一方で経済が上手く回らなければそもそも借金を返せないということもある。
資金を投入して経済が上手く回り、税収が増えれば借金は返せるのである。
つまり、一時的に借金を増やすこともまた、未来のために行う施策なのだ。
大事なのは未来を作り出すためならば一時の負担はやむを得ず、という精神なのである。